地域と未来をつなぐ取り組み | 静鉄建設 × JUNSHIN SPORTS CLUB 対談レポート ―

静鉄建設株式会社では、地域スポーツの振興と次世代育成への貢献を目的に特定非営利活動法人「JUNSHIN SPORTS CLUB」へ協賛することが決定しました。

その一環として、当社代表取締役社長・大滝勉(以下、大滝社長)と、同クラブ代表・渡邉亜紀様(以下、渡邉代表)による対談を実施しました。

「やりたい」をあきらめない社会へ

JUNSHIN SPORTS CLUBの原点は、渡邉代表ご自身の原体験にあります。

幼少期、「サッカーをやりたい」と願いながらも、“女の子だから”という理由でその機会を得られなかった――。

その経験が、「誰もが挑戦できる環境をつくりたい」という強い想いにつながりました。

現在、クラブでは女子サッカーを中心に、幼児から社会人まで幅広い世代を対象に活動。

単なる競技力向上にとどまらず、

  • 人間的成長
  • 自己決定力の育成
  • 地域との関わり

を重視した「ダブルゴール(競技と人間性の成長)」を掲げています。

スポーツを通じた「人づくり」

クラブの特徴は、「スポーツ=教育」と捉えている点です。

例えば、活動の中では

  • 農業体験や企業訪問
  • 海外遠征
  • 地域イベントへの参加

など、多様な経験を積む機会が用意されています。

また、近年は子どもの運動機会の減少やコミュニケーション力の低下、若年層の自己決定力の不足などの社会問題にも目を向け、独自のプログラムを通じてアプローチしているとのこと。

渡邉代表は

「スポーツは社会の一部。ピッチの中だけでは子どもは育ちません。地域や企業と関わることで、本当の成長が生まれると思っています。」

と熱くお話ししてくださいました。

女性が安心して挑戦できる環境へ

対談では、女子スポーツ特有の課題についても議論が交わされました。

象徴的なテーマの一つが「白パンツ問題」です。

女子選手が感じてきた不安や違和感に対し、声を上げづらい環境があった中で、近年ようやく社会的な議論が進み始めています。

渡邉代表は「当たり前だと思っていたことが、実は変えていいものだった。声を上げることで、選手たちが安心してプレーできる環境が生まれました。」と振り返っていました。

この取り組みは、単なるユニフォームの問題にとどまらず、
“女性が安心して挑戦できる社会づくり”という大きなテーマにつながっています。

企業にとっての価値とは

対談の終盤では、大滝社長より、今回の取り組みに対する考えが語られました。

建設業界はこれまで男性中心の文化が強く、働き方や環境面においても、変化が求められている業界です。

だからこそ、女性が安心して挑戦できる環境づくりや、多様な価値観を受け入れる風土づくりは、今後ますます重要になります。

JUNSHIN SPORTS CLUBの取り組みは、まさにそうした課題に真正面から向き合うものです。

また、スポーツを通じて「考える力」や「挑戦する力」を育てる姿勢は、企業における人材育成とも重なります。

大滝社長は

「人が成長する環境をつくることは、企業にとっても本質的なテーマです。
スポーツと建設業、分野は違っても、目指しているものは同じだと感じました。」と語っていました。

未来へ

今回の取り組みは、単なるスポーツ支援にとどまるものではありません。

JUNSHIN SPORTS CLUBが大切にしているのは、競技の勝敗だけではなく、「自ら考え、挑戦し、成長する力」を育てること。

それは、スポーツの世界だけでなく、社会に出てからも必要とされる力であり、私たち静鉄建設が求める人材像とも重なります。

対談の中でも語られたように、現代では「自分で決める力」や「主体的に動く力」の不足が課題となっています。

こうした中で、幼少期から多様な経験を通じて人間的な成長を促す同クラブの取り組みは、地域にとって非常に大きな価値を持つものです。

さらに、女子スポーツを取り巻く環境改善への取り組みは、建設業界における課題とも重なります。

多様な人材が安心して活躍できる環境を整えていくことは、業界全体の持続的な成長にもつながる重要なテーマです。

JUNSHIN SPORTS CLUBの挑戦を支えることは、未来を担う人材の育成だけでなく、
私たち自身の組織や業界のあり方を見つめ直す機会にもなっています。

スポーツと建設業。

一見異なる分野ですが、その根底にあるのは「人を育て、社会をより良くしていく」という共通の想いです。

静鉄建設はこれからも、地域に根ざした企業として、こうした価値ある取り組みに関わり続けていきます。